本作におけるお色気シーンの多くは、タルるートが取り出す魔法アイテムによって引き起こされました。ドラえもんのひみつ道具へのオマージュでありながら、欲望に忠実な小学生男子の本音を具現化したアイテムが多数登場します。
代表的なアイテムとしては、壁や衣服を透過して見ることができる「みえみえン」や、ターゲットの視界を狂わせる各種目薬、触れたものを吸着する「ペタペタシール」などが挙げられます。本丸がこれらのアイテムを悪用しようとしては失敗し、結果として伊代菜やクラスメイトのパンチラや露出を巻き起こす展開は、読者が最も待ち望む「神回」の定番パターンでした。
1990年代初頭の『週刊少年ジャンプ』は、読者アンケート至上主義のもと、過激なバイオレンスやセクシー描写に対して比較的寛容な時代でした。PTAからの抗議を受けつつも、少年読者の本能的な好奇心を惹きつけるフックとして、これらのアイテムとお色気ギミックは計算し尽くされて機能していたのです。