「美人が多い」とされる県を地図上にプロットすると、日本海側に位置する自治体が目立つことに気づく。新潟、石川、鳥取、島根。これらの地域に共通するのは、冬場特有の湿度の高さと、太平洋側のようなからっ風が吹き荒れない気象条件だ。
皮膚科学において、角質層のバリア機能を維持するために最適な相対湿度は60%から70%とされる。太平洋側の首都圏や近畿地方が冬場に極度の乾燥に晒される一方、日本海側は雪や雨によって高い湿度が維持される。この天然の「スチーマー効果」が、肌のターンオーバーを正常に保ち、小ジワや乾燥によるトラブルを未然に防ぐ。環境そのものが日常的なスキンケアとして機能している点が、日本海側の強みである。