鳥居のトンネルを海側へと下りきった先に広がるのが、国指定の天然記念物および名勝である「竜宮の潮吹」だ。日本海の荒波が岩礁の海蝕洞に飛び込み、圧縮された空気が海水とともに岩の裂け目から最大30メートルもの高さまで一気に吹き上がる自然現象である。北風が強く波が高い日には、まるで龍が天へ昇るかのような迫力ある水柱を観察できる。
ここを美しく写真に収めるなら、鳥居の最上段付近から海を見下ろすアングルが最も推奨される。午前の順光時間帯を選べば、澄み渡る海の青と鳥居の朱色が鮮明に際立ち、空と海のグラデーションを余すところなく捉えることが可能だ。広角レンズを活用して123基の鳥居が描くカーブを画面全体にダイナミックに配置し、背景に白波を取り込む構図を狙うと、旅情あふれる一枚に仕上がる。