桑川駅が観光地として突出した人気を誇る最大の理由は、駅舎と「道の駅 笹川流れ」が一体化したユニークな構造にあります。鉄道の駅と道路のオアシスである道の駅が渡り廊下で結ばれている事例は全国的にも極めて珍しく、鉄道旅とドライブ旅の結節点として機能しています。
無人駅の素朴なホームから階段を上がり、国道345号線をまたぐ専用の跨線橋を進むと、そこはすでに道の駅の展望エリア。目の前には遮るもののない日本海と、天候に恵まれれば遠く粟島(あわしま)の島影がくっきりと浮かび上がります。潮風を肌で感じながら列車を待ち、列車から降りて数分後には地元の海鮮やスイーツを手にできる利便性と非日常感の融合こそ、桑川駅が選ばれる真の理由です。