カルチャーシーンにおける「バリバリ」の存在感を語る上で外せないのが、しげの秀一氏による1980年代の名作バイク漫画『バリバリ伝説』です。同作ではバイクのマフラーから響く爆音と、限界を超えて疾走する若者たちの熱量を象徴する言葉としてタイトルに冠され、当時のモータースポーツブームやツッパリ文化と結びついて一世を風靡しました。
この時代に浸透した「バリバリ全開」「バリバリ気合いを入れる」といったフレーズは、やがて若者言葉としての「ばり(超・めっちゃ)」へと簡略化され、現代のSNS世代にも継承されています。時代ごとのサブカルチャーを取り込みながら、常に「圧倒的な熱量と勢い」のシンボルとして機能し続けてきた点が、この言葉の持つ稀有な生命力といえます。