教科書が隠す古墳時代の暮らしの実態!豪族と庶民の圧倒的格差と日常

教科書が隠す古墳時代の暮らしの実態!豪族と庶民の圧倒的格差と日常

教科書が隠す古墳時代の暮らしの実態!豪族と庶民の圧倒的格差と日常の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

古墳時代の食生活を語る上で欠かせないのが、加熱・貯蔵を支えた土器の進化です。この時代、食卓や台所では「土師器(はじき)」と「須恵器(すえき)」という2種類の土器が明確に使い分けられていました。

土師器は、弥生土器の流れを汲む赤褐色で素焼きの土器です。野焼きに近い低温(約800〜900度)で焼成され、通気性があるため、主に煮炊き用の甕(かめ)や日常の食器として庶民の間で広く使われました。

一方、5世紀初頭に朝鮮半島から技術がもたらされた須恵器は、斜面に築いた登り窯(窖窯)を使い、1100度以上の高温かつ還元炎で焼き上げられました。青灰色で硬く、水を通しにくいという画期的な特徴を持ち、酒や水・種もみの長期貯蔵用甕、あるいは豪族たちの儀礼用食器として重宝されました。当時の須恵器窯の管理は首長層が独占しており、最先端ハイテク製品としての価値を持っていたのです。

阿部 裕樹
Author

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。