彼らの決断が社会に与えたインパクトは、単なる芸能ニュースの域にとどまらない。3人の娘を育て上げ、長女の社会人デビューや下の子どもの独立というライフステージの変化に合わせて選択された「子育て終了後の離婚」。これは、いわゆる「熟年離婚」や「卒婚」の概念をポジティブにアップデートした。
従来の離婚=失敗、悲劇という固定観念を打ち破り、「お互いの次なる人生を尊重するための発展的解散」という選択肢を提示した意味は大きい。子どもたちが大人になった後、自分自身の人生をどう生きるか。そうした問いに直面する40代〜60代の世代にとって、二人の選択は勇気を与えるひとつの回答となったのである。