アーユルヴェーダは日本人に合わない?体質と気候の落とし穴を検証

アーユルヴェーダは日本人に合わない?体質と気候の落とし穴を検証

アーユルヴェーダは日本人に合わない?体質と気候の落とし穴を検証について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

日本人がアーユルヴェーダを実践する上で最も警戒すべき要素が、日本の気候がもつ独特の「湿気」です。アーユルヴェーダでは重さや冷たさ、湿り気を帯びたエネルギーを「カパ」と呼びますが、日本列島は年間を通じて湿度が高く、体内に余分な水分や毒素(アーマ)が溜まりやすい環境にあります。

高温多湿の環境下で、油分を大量に身体へ擦り込んだり、油分の多い食事を摂りすぎたりすると、身体の排出機能が追いつかず、むくみやだるさを引き起こします。乾燥した大地で熱を鎮めるための手法を多湿な日本で行えば、湿邪(しつじゃ)を助長してしまうのは自明の理です。

さらに見過ごせないのが消化力(アグニ)と腸内環境の構造的な相違です。穀物や発酵食品を中心に適応してきた日本人の腸内細菌叢は、脂質や刺激物の大量分解にはあまり向いていません。本場さながらのスパイスによる胃もたれを起こす人が多いのも、消化酵素の分泌量や胃粘膜の耐性がインド現地の人々と大きく異なるためです。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。