夕陽丘高校を語る上で欠かせないのが、大阪府内の公立高校で唯一設置されている「音楽科」の存在です。昭和47年に開設されて以来、国内外で活躍する数多くの演奏家、声楽家、音楽指導者を輩出してきました。夕陽丘高校音楽科の評判が極めて高い理由は、私立の音大附属高校に匹敵する充実した設備と専任指導陣を、公立高校ならではの授業料で享受できる圧倒的なコストパフォーマンスにあります。
音楽科の入試は普通科とは異なり、2月に実施される特別入学者選抜にて選抜が行われます。ここで最大の山場となるのが夕陽丘高校音楽科の実技検査です。選抜内容は志望する専修(ピアノ、声楽、弦楽器、管楽器、打楽器、作曲、楽理など)に応じた専門実技に加え、視唱(新曲視唱)や聴音といった基礎ソルフェージュ能力が極めて厳格に審査されます。
取材に応じた音楽指導関係者は「学科試験の学力偏差値だけを見て『これなら受かる』と直前に志望変更してくる受験生がいるが、実技の完成度が伴っていなければ合格は不可能に近い」と語ります。幼少期からの専門訓練を積んできた実力者が府内全域から集うため、出願にあたっては最新の大阪府立夕陽丘高等学校募集要項を早期に確認し、実技対策に特化した専門レッスンの受講が必須条件となります。