もちろん、すべてが順風満帆なわけではない。この成功を見た競合他社が相次いで類似店舗をオープンさせた結果、都内では「ゼロ系カフェ」の乱立が始まっている。中には見かけだけの緑化や、表面的な「プラスチックフリー」を謳うだけのグリーンウォッシング店舗も少なくない。
「本物の循環を作るには、裏側のサプライチェーン全体を巻き込むコストと労力がかかる」。現場のスタッフは明かす。認証手続きの繁雑さや、徹底した品質管理にかかる人件費など、クリアすべき課題は山積みだ。一時のブームで終わらせず、社会のスタンダードとして定着させられるか。業界全体が今、過渡期の試練に直面している。