3歳で芸能界入りを果たした寺田心さんは、TOTOのネオレストのCMで見せた愛らしいキャラクターで一躍脚光を浴びました。その後、数々の名作ドラマや映画、NHK大河ドラマなどへ出演を重ねましたが、あまりの完璧な受け答えから、一部では「あざとい」「大人びすぎている」といったステレオタイプな見方をされる時期もありました。
しかし、彼はそうした外野の声を、圧倒的な「芝居への熱量」でねじ伏せていきます。映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』での主演をはじめ、声優としての挑戦、感情を極限までむき出しにするシリアスな役柄など、年齢に応じた難役に果敢に挑戦し続けました。
子役時代から培った現場での集中力と読解力に、青年期特有の深みある声と堂々たる体格が加わったことで、彼の演技は「天才子役の延長」ではなく「次代を担う本格派アクター」としての確固たるステージへと到達したのです。