「ベランダの美観を損ねたくない」「規約で外壁や手すりにアンテナを取り付けられない」という住宅事情を抱える世帯にとって、アンテナ工事を行わずにBS放送を受信できる選択肢は非常に重宝します。代表的な視聴手段は大きく分けて3つ存在します。
第1の選択肢は、NTTのフレッツ光やドコモ光、ソフトバンク光などの光回線に付帯できる「光回線テレビ」(光テレビオプション)です。光ファイバー網を通じてテレビの電波(RF信号)をそのまま家庭内の同軸配線へ流し込む仕組みを採用しています。専用のチューナー(STB)を介さず、壁のテレビ端子から直接テレビへケーブルを繋ぐだけで、BSチューナー内蔵テレビに搭載された通常のチャンネル操作で視聴できます。アンテナのように台風や豪雨による電波減衰(降雨減衰)の影響をほとんど受けない点が最大の強みです。
第2の選択肢は、専用チューナーをインターネット回線にLANケーブルで接続して視聴する「ひかりTV」などのIPTVサービスです。壁の同軸端子すら使わず、ルーターから映像信号をデコードしてHDMIケーブルでテレビに出力するため、アンテナ配線が部屋まで届いていない寝室や書斎でもインターネットさえ繋がっていればBS番組を堪能できます。
第3の選択肢が、地域ごとのケーブルテレビBS視聴です。多くのCATV局では地上波とBSのパススルー配信を行っており、導入済み物件であればケーブルテレビ専用チューナーをレンタルせずとも市販のテレビを壁端子に直結するだけでクリアな映像が映し出されます。