渦中の舞台となったのは、港町の面影をいまに残す米子市の旧倉庫街だ。趣ある赤レンガ倉庫が立ち並ぶエリアで、異変が囁かれ始めたのは今年1月中旬。夜間、赤いコートを羽織った髪の長い女性が、倉庫の壁面に寄りかかったまま微動だにせず立ち続けているという目撃談が、地元住民や深夜のドライバーから相次いだ。
不安を募らせた一部の住民からは鳥取県警察へ確認の要請が寄せられ、警察側も現場周辺の巡回を強化する事態に発展。ネット上では「怪談の現代的再現か」「ストーカー行為の変種か」といった考察が飛び交い、現地の赤レンガ倉庫付近には物好きな野次馬が集まり始めるなど、一時騒然とした雰囲気に包まれた。