2026年入試における鴨沂高校の難易度を大手進学塾の公開データおよび模試判定基準から読み解くと、最新の偏差値は57〜59(前期選抜・中期選抜総合)のレンジに収まります。かつて総合選抜制度が解体された直後の「偏差値50前後」という古いイメージを抱いている保護者世代は、現在の難化状況に強い衝撃を受けるはずです。
京都府の公立高校入試は、2月中旬に実施される「前期選抜(定員の約30%を募集)」と、3月初旬に行われる「中期選抜(定員の約70%を募集)」に大別されます。選抜方式ごとの実質的な偏差値と難易度の乖離を正確に把握しておく必要があります。
前期選抜は学力検査(国・数・英の3教科独自テストまたは共通テスト)に加え、活動実績報告書や面接・小論文が課されます。内申点の比重が極めて高いうえ、志願倍率が例年3倍を超える激戦となるため、前期で確実に合格を勝ち取るための偏差値は60前後にまで跳ね上がります。一方で、5教科共通問題で行われる中期選抜は学力検査150点満点と報告書195点満点の合計345点満点で合否判定が行われ、こちらでの必要偏差値は57〜58が中心ラインです。
現場の進学指導塾が共有する合否追跡調査によると、中期選抜における合格ライン(345点満点)は、概ね合計265点〜275点が合否を分けるデッドラインとなっています。内申点でアドバンテージを持たない受験生が当日点で挽回を試みる場合、5教科合計で8割近い得点力が求められる計算です。