谷川俊太郎の絵本はなぜ心揺さぶるのか?名作の秘密と選び方を徹底解明

谷川俊太郎の絵本はなぜ心揺さぶるのか?名作の秘密と選び方を徹底解明

谷川俊太郎の絵本はなぜ心揺さぶるのか?名作の秘密と選び方を徹底解明について見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

全国の保育士や図書館司書、そして家庭で実際に読み聞かせを行っている保護者への取材・アンケート調査では、谷川俊太郎作品に対するきわめて特徴的な反応が見受けられます。

都内の認可保育園で0〜1歳児クラスを担当する保育士(30代)は、次のように証言します。
「他のどんなストーリー絵本にも集中できない子が、『もこもこもこ』を開いて『しーん』『もこ』と声を出すだけで、ピタリと泣き止んで本に手を伸ばします。大人が意味を解釈しようとすると戸惑いますが、子どもは耳と目で直接、リズムを浴びているのが分かります」

一方で、育児中の親たちが集うコミュニティ(知恵袋やSNS等)では、次のようなリアルな戸惑いと発見が交差しています。

「『これはのみのぴこ』は子どもに毎晩せがまれますが、親の肺活量が限界を迎えます(笑)。でも、早口言葉のように息を合わせて読み切ったときの子どもの笑顔を見ると、言葉の力ってすごいと実感します」(4歳児の父親)

「仕事と育児に追われて心がすり減っていたとき、子どもに『生きる』を読んでいて、途中で声が詰まって泣いてしまいました。叱ってばかりいたけれど、この子が今生きている、息をしているだけで十分なんだと気付かされました」(小1の母親)

このように、子どものエンターテインメントとして機能するだけでなく、読み手である大人自身の無意識の鎧を脱ぎ捨てさせる点に、谷川作品の特異な現場評価が存在します。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。