この公園の表情は、時間帯によってまるで別物のように切り替わる。夜明け前、水平線の向こうが群青から薄紅へと移ろうマジックアワーには、三脚を構えた写真愛好家や犬の散歩をする近隣住民が静かに集まってくる。言葉を交わすわけでもない。ただ同じ海を見つめ、新しい一日を迎えるための沈黙を共有している。
一方、午後から夕暮れにかけてのドラマチックな変貌も見逃せない。西伊豆の山並みの向こうへ太陽が沈む瞬間、駿河湾一面が黄金色に染まる。遮るもののない広大なパノラマの中で、夕日が富士山の稜線を照らし出す情景は息を呑む美しさだ。波打ち際で足を止めるカップルや、防潮堤のステップに腰掛けて物思いにふける若者の姿が、そのまま絵画のようなシルエットを描き出す。