南九州の歴史を紐解く上で、この地に根付く古社の存在を外すことはできない。和銅7年(714年)の創建と伝わり、古代から薩摩・大隅の精神的支柱を担ってきた。深い樹々が立ち並ぶ参道を進むと、社殿の豪奢な建築様式と色鮮やかな装飾が目を奪う。
主祭神として祀られているのは、海幸山幸の神話で知られる天津日高彦火火出見尊(あまつひだかひこほほでみのみこと)、そしてその妃である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)だ。開運や家内安全、航海安全、さらには安産や結縁に至るまで幅広いご利益が伝えられており、参拝者の祈りは途絶えない。限定御朱印や、例年熱気に包まれる初午祭、さらには参拝前に知っておくべき秘められた境内スポットに至るまで、その魅力を余すところなく探っていく。