息子の人生を語る上で、父である高相祐一氏の存在と両親の離婚は避けて通れない転換点だった。かつてプロサーファーとして活動し、独特のカルチャーシーンに身を置いていた父親の背中を見ながら、息子の高相祐樹氏もまたストリートカルチャーやサーフカルチャーの空気を吸って成長した。
両親の破局という大きな波に呑まれながらも、彼が選んだのは親の七光りに寄りかかる生き方ではなかった。思春期特有の葛藤を抱えながら、父親譲りのストリートセンスと母親譲りの表現力を自己表現の糧へと昇華させていく。現在20代半ばを迎えた彼は、親の知名度を利用することなく、自らの足で選んだ仕事に誠実に向き合っているという。