一方で、食材同士が互いの力を引き出す「黄金ペア」も確実に存在する。代表的なのが、脂溶性ビタミンと良質な油の組み合わせだ。にんじんやトマトに含まれるβ-カロテンやリコピンは、オリーブオイルなどの油と一緒に加熱調理することで、体内への吸収率が飛躍的に跳ね上がる。
また、ビタミンCと植物性鉄分の相乗効果も科学的に実証されている。日本栄養士会に所属する管理栄養士らも、小松菜やひじきにレモン汁や柑橘類を添える工夫を推奨している。厚生労働省が策定する食事摂取基準を効率よく満たすためにも、こうした賢い組み合わせの活用は、サプリメントに頼りすぎない食生活の強力な武器になる。