ルッキズム(外見至上主義)への批判が強まる昨今、他人の容姿を笑いのネタにすることはタブー視されつつある。その繊細な時代において、キンタロー。の芸風はどのように受け止められているのか。答えはシンプルだ。彼女は被害者として笑われているのではなく、自らの肉体を完全にコントロールする「表現者」としてリスペクトされている。
「顔が大きい」という、かつてはマイナスと捉えられがちだった特徴を、彼女は自ら進んでエンタメの頂点へと押し上げた。コンプレックスを武器に変えるその姿勢は、多くの人々に勇気を与えている。他人に決められた美の基準に縛られる必要はない。自分の個性を最大化すれば、世界を笑わせることだってできる。彼女のパフォーマンスは、そんな無言のメッセージを放っているようにも見える。