ネット上の掲示板やSNSでは、池袋ニュークリスタルに対して「怪しい場所なのではないか」「アングラなコミュニティの巣窟ではないか」といった様々な憶測や噂が飛び交っていました。これらの噂について、実態を検証します。
噂が生じた最大の理由は、店舗が立地していた池袋西口・北口のロケーションと、昭和特有の閉鎖的な建物構造にあります。風俗店や飲食店が密集する雑居ビル街にあり、外から内部の様子が窺えない地下や上階に位置していたため、利用したことがない人々の間で過剰なイメージが先行しました。
実際のニュークリスタルは、適法に営業許可を取得していた一般的な男性専用サウナ・カプセルホテルでした。深夜の利用客には、近隣の飲食店従業員、タクシードライバー、終電を逃した会社員、出張費を抑えたいビジネスマンが多く、夜の街を支える実用的な宿泊拠点として機能していたのが現場の真実です。
もちろん、昭和のサウナ特有の暗黙のルールや常連同士のコミュニティは存在していましたが、違法行為が横行していたわけではありません。「ディープな雰囲気」と「アングラな違法性」がネットの伝言ゲームによって混同され、都市伝説的な噂へと増幅されていった典型例といえます。