朝日新聞デジタルの料金体系を理解するうえで最初に把握すべきは、提供される機能の「階層構造」です。公式発表資料および現行の契約仕様によると、デジタル単体プランは主に「シンプルコース」「スタンダードコース」「プレミアムコース」の3段階に分かれており、これに無料会員と紙面購読者専用の「ダブルコース」が加わります。
最も安価な朝日新聞デジタル シンプルコースは月額980円(税込)という手軽さが魅力ですが、閲覧できるのは基本的にテキスト記事の全文にとどまります。新聞特有の一覧性を備えた「紙面ビューアー」や過去記事のキーワード検索、有料記事を家族や友人にシェアできる「プレゼント機能」は利用できません。スマートフォンの画面で速報記事を中心に拾い読みしたい層に絞り込んだライト設計です。
一方、情報収集の基盤として本格活用したい読者に選ばれているのが朝日新聞デジタル スタンダードコース(月額1,980円・税込)です。当日の朝刊・夕刊はもちろん、直近数日分の紙面ビューアーが閲覧可能となり、1年分の過去記事検索や毎月付与されるプレゼント機能も網羅されています。さらに最上位の朝日新聞デジタル プレミアムコース(月額3,800円・税込)になると、過去数十年に及ぶ「聞蔵(きくぞう)」「朝日新聞クロスサーチ」連動の大規模記事データベース検索や専門的な連載アーカイブにまでアクセス権が拡張されます。
現在宅配で朝日新聞を取っている家庭であれば、朝日新聞 紙面 デジタル セット料金(ダブルコース)が群を抜いて経済的です。朝夕刊セット地域の購読料は月額4,900円(税込)、統合版地域は4,000円(税込)ですが、これにわずかな追加料金を上乗せするだけで、プレミアムコースと同等のデジタル環境が手に入ります。