「東京の番組表と同じだと思ってテレビをつけたら、まったく違う地域ドキュメンタリーが放送されていた」――県外からの転入者や出張者が最初に直面する驚きがこれです。なぜ鹿児島では、ゴールデン帯やプライム帯の全国ネット枠を差し替えてまで地域番組を編成するのでしょうか。
放送関係者の証言によると、その根底には「南九州エリアにおける地元視聴者の強固な地域愛着と視聴率実績」が存在します。例えば、MBCが長年水曜夜に編成している『どーんと鹿児島』は、キー局のバラエティ番組を差し替えて放送されるケースがあり、世帯視聴率で同時間帯トップクラスを記録することも珍しくありません。
鹿児島テレビ番組表 今日の予定を精査すると、特に水曜日や金曜日の夜間、土曜午前の時間帯において、キー局の同時配信とは異なる独自のタイムテーブルが意図的に組まれていることが分かります。民放キー局が全国向けに画一化されたコンテンツを流す中、鹿児島の各局は「地元の食」「伝統行事」「離島の暮らし」「県内スポーツ(鹿児島ユナイテッドFCや鹿児島レブナイズなど)」に深く切り込むことで、地域住民のチャンネル選択権をがっちりと握り続けているのです。