日本のプロ野球(NPB)に所属する各球団のチーム名にも、発祥の地や時代背景を反映した奥深いエピソードが存在します。球団名の由来を知ることで、プロ野球観戦の面白さはさらに広がります。
日本プロ野球の草分けである読売ジャイアンツ(巨人)は、1935年のアメリカ遠征時に当時の強豪「ニューヨーク・ジャイアンツ」にあやかって名付けられたのが起源です。対する阪神タイガースは、本拠地である甲子園球場が大阪と神戸の間(工業地帯)に位置することから、アメリカ屈指の工業都市デトロイトの「デトロイト・タイガース」にならってトラの名称を採用しました。
地域密着型のネーミングとして名高い広島東洋カープの「カープ(Carp=鯉)」は、広島城の別名が「鯉城(りじょう)」であることや、太田川が鯉の名産地であること、さらに滝を登って龍になる出世魚の逞しさを戦後復興のシンボルとしたことに由来しています。それぞれのチーム名には、地域住民の希望や球団創設時の情熱が色濃く刻まれています。