ハリウッドにおける権利擁護とキャリア支援の要である全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)でも、多様なバックグラウンドを持つキャストの公正な評価を求める動きが加速している。かつてステレオタイプな配役に押し込められがちだったアジア系・日系キャストの待遇改善は、業界全体の急務となった。
HBO Maxなどの主力配信プラットフォームが手がけるオリジナル作品でも、日系キャストが主役級を演じるケースが急増している。一見すると対立しがちな日米の文化的差異を巧みに乗り越え、多面的な人間の魅力を描き出す表現力。これこそが、激変するストリーミング市場において製作者たちが最も喉から手が出るほど欲しがっている才能なのだ。