ブランドの母体である株式会社ワミレスコスメティックスは、創業者の瀬沼哲彦氏によって立ち上げられ、長年にわたり独自の対面カウンセリング路線を歩んできた。一般的なドラッグストアやデパートのカウンターには商品を並べず、専任スタッフの手から手へと届ける手法こそが彼らのアイデンティティだった。
瀬沼氏が掲げた「肌本来の美しさを引き出す」という理念自体は、決して怪しいものではない。しかし、全国に代理店や販路を拡大していく過程で、現場の販売員に対するノルマや利益追求の圧力が肥大化していった。創業者たちの純粋な美へのこだわりが、末端の営業現場に届くころには「何としても売り切る」という強引な営業トークへと変質してしまった現実は否めない。