Pmsにピルが効かない原因は?専門医が教える改善策と最新治療

Pmsにピルが効かない原因は?専門医が教える改善策と最新治療

Pmsにピルが効かない原因は?専門医が教える改善策と最新治療の重要なポイントについて、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

ピルを服用しているにもかかわらず効果を実感できない背景には、主に4つの決定的な要因が存在する。第一に「服用の継続期間不足」だ。低用量ピル(LEP製剤)をはじめとするホルモン剤は、飲み始めてすぐに劇的な変化が現れるものではない。体内のホルモンバランスが安定し、排卵の抑制に伴う症状緩和を実感できるようになるまでには、最低でも2〜3周期の継続が必要とされる。飲み始めて1ヶ月未満で効果の有無を判断してしまうのは時期尚早といえる。

第二の原因として挙げられるのが「製剤のタイプと体質のアンマッチ」である。一言にピルと言っても、含まれる黄体ホルモンの種類や配合量によって体への作用の仕方は大きく異なる。例えば、超低用量ピルであるヤーズフレックス配合錠のように、休薬期間を設けずに最長120日間連続服用できるタイプが劇的に効く人がいる一方で、別の単相性製剤の方が症状が落ち着く人もいる。自分に合わない成分を使い続けている場合、期待した効果は得られにくい。

第三に、単なるPMSではなく、精神症状が突出して重い月経前不快気分障害(PMDD)を発症しているケースがある。ホルモン変動に対する脳内の神経伝達物質の過敏反応が原因であるPMDDは、排卵を抑えるピルだけでは激しい抑うつや強い怒りを抑えきれないことがある。そして第四に、飲み忘れや毎日の服用時間のバラつきといった「服用タイミングの不規則さ」が、血中ホルモン濃度を不安定にさせ、症状を悪化させている可能性も否定できない。

石川 優花
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石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。