施設を運営する株式会社東京ドームの戦略も極めて鋭い。周辺の大規模再開発と連動し、東京ドームシティ全体を巨大なエンターテインメント・コンプレックスとして再構築する試みが進んでいる。その中でプリズムホールは、柔軟性と機動力を兼ね備えたコア施設として重要なポジションを占める。
展示会やステージイベントだけでなく、ビジネスセミナーや製品発表会など、広義のイベント・MICE産業の牽引役としての期待も大きい。ホテル、商業施設、温浴施設、アトラクションが徒歩数分圏内に密集する特異な立地環境は、国内のどの展示会場と比較しても際立った競争力を持つ。イベントを観終えた後に食事を楽しみ、余韻を語り合いながら街を歩く。単なる「箱」を超えた都市体験が、ここにはデザインされている。