「家賃が安いから生活費も浮くはず」という想定は、見事に裏切られる。離島ゆえの海上輸送コストは、日常のあらゆる食料品や日用品の価格を直接押し上げる。スーパーの棚に並ぶ生鮮食品は本土よりも割高で、台風で船便が差し止められれば、棚は即座に空っぽになる。
ガソリン代や電気代の負担も大きい。夏場のエアコン使用は24時間フル稼働が必須となり、移動に欠かせない自家用車の維持費が重くのしかかる。都市部と変わらない、あるいはそれ以上の生活費がかかる現実に直面し、経済的困窮から離島を余儀なくされるケースも後を絶たない。