現場での実証テストによって、焦げ付きを防ぐための決定的な火加減が明らかになった。
コーヒーの温め直しやスープの調理時、底が焦げ付く最大の原因は「底面の対流不足」だ。ホーローは熱伝導率が比較的低いため、一度加熱されると熱が逃げにくい。弱火から中火の範囲を保ち、スプーンや木べらで底を絶えず攪拌(かくはん)することが焦げ付き防止の鉄則となる。
もし煮込み料理などでうっかり焦げ付かせてしまった場合、金属たわしやクレンザーでゴシゴシ擦るのは完全なNG行為だ。表面のガラス層に微細なキズが入り、次回からさらに焦げ付きやすくなってしまう。
正しい対処法は重曹を使うこと。マグカップにぬるま湯と重曹を入れ、弱火で加熱して数分放置する。冷めたあとにスポンジで優しく撫でるだけで、頑固な焦げ付きがスルリと落ちる。道具を傷つけずに長く使うための必須知識だ。