カタツムリの歯は1万本超?世界一歯が多い生物の驚愕構造と危険性

カタツムリの歯は1万本超?世界一歯が多い生物の驚愕構造と危険性

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ネット上では時折「カタツムリに噛まれると毒が回る」「噛まれて激痛が走った」といった誤情報が散見されるが、日本国内に生息する陸生カタツムリに有毒種は存在しない。毒腺を持たないため、物理的な噛みつきによる直接の毒性被害は否定される。 だが、絶対に看過してはならない本当の危険が潜んでいる。それは、歯舌そのものではなく、カタツムリの体内や分泌液に宿る恐ろしい寄生虫「広東住血線虫(カントンじゅうけつせんちゅう)」である。 国立感染症研究所などの公的医療機関のデータでも度々警告されている通り、カタツムリやナメクジは広東住血線虫の中間宿主となる。この幼虫が人間の体内に入り込むと、中枢神経系に移行して好酸球性髄膜脳炎を発症させ、激しい頭痛、発熱、麻痺、最悪の場合は死に至るか重篤な後遺症を残す危険性がある。 「噛まれたから危険」なのではなく、「皮膚に触れた粘液に幼虫が潜んでいたり、手洗いをせずに物を食べたりすること」が致命的なリスクを招く。噛まれることへの恐怖よりも、粘液感染に対する医学的警戒こそが何よりも優先されるべきである。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。