日本の産婦人科において特徴的なのが、医師がいる診察スペースと患者の上半身を遮る「仕切りカーテン」の存在です。海外の医療機関ではカーテンがないケースも多く、「なぜ日本だけ仕切るのか」と疑問を持つ声も散見されます。
カーテンが設置されている最大の理由は、視覚的な恥ずかしさや心理的ストレスの緩和です。下半身を露出した状態で医師と直接目が合うことに抵抗感を覚える患者が多いため、視界を遮ることでプライバシーを守り、精神的な落ち着きを保てるよう配慮されています。
一方で、カーテンの向こうで何が行われているか見えないことが、かえって恐怖心を煽る場合もあります。そのため、医療現場では処置の直前に「器具が入ります」「少し押される感覚があります」といった丁寧な声がけを徹底しています。どうしても視界を遮られるのが不安な場合は、事前に申し出ることでカーテンを開けたまま診察を受けることも可能です。医師側も患者の表情や顔色を確認しながら進められるメリットがあるため、気兼ねなく希望を伝えて問題ありません。