フィルター掃除や蛇口のリセットを試しても症状が全く改善せず、操作パネルに「給水エラー」が表示され続ける場合は、洗濯機内部の電磁給水弁の故障が強く疑われます。
給水弁は、基板からの電気信号でソレノイド(電磁石)を駆動させ、ゴムパッキンを開閉する機構を持っています。この部品の寿命はおよそ7年〜10年前後とされており、経年劣化によってゴムが硬化したり内部のスプリングが破損したりすると、弁が開かなくなります。
代表的なメーカーの給水エラー表示には以下のようなものがあります。
・パナソニック:「U14」表示(規定時間内に給水が完了しない)
・日立:「C01」「C1」表示(給水できない・水量が足りない)
・東芝:「E1」表示(給水異常)
・SHARP:「4E」「E01」表示(給水弁の作動不良)
給水弁の交換をメーカーや家電量販店の出張修理サポートに依頼した場合の費用相場は、出張費・技術料・部品代を含めて約15,000円〜28,000円程度です。ドラム式洗濯機の場合は構造が複雑なため、30,000円前後に達することもあります。
洗濯機の標準使用期間(安全に使用できる設計上の期間)は各メーカーとも「7年」と定めています。購入から7年以上が経過している本体の場合、給水弁を直してもすぐにモーターや駆動ベルト、電子基板など別のパーツが寿命を迎える可能性が高いため、修理費用をかけるよりも省エネ性能が向上した最新モデルへの買い替えを検討するのが経済的です。