本会議場の空気が最も凍りついたのは、石破茂首相と野田佳彦代表による直接対決の瞬間だった。防衛論争や社会保障の持続性について独自の持論を展開する石破首相に対し、野田代表は財務・行政の急所を突く鋭利な追及を浴びせる。かつて首相を務めた両者ならではの、重みのある応酬が繰り広げられた。
立憲民主党は、国民の関心が高い実質賃金の低迷やエネルギー価格の高騰をテコに、現行の政治・公共政策の不備を徹底的に糾弾する戦術をとる。これに対し自由民主党は、連立基盤の維持と一部野党への政策ごとの個別アプローチで切り崩しを図る。妥協点を探る水面下の動きと、表舞台での激しい舌戦。二重構造の攻防が続いている。