では、なぜ「カプセルモンスター」という名称は姿を消したのか。その裏には、深刻な商標登録の壁が存在した。
当時、すでにガチャガチャ関連の商標や玩具分野で類似の名称が登録されており、日本国内および海外での商標権確保が困難であることが判明したのだ。「CapMon(キャップモン)」という略称案も浮上したが、大手ゲームメーカーであるカプコンの商標と類似するため断念せざるを得なかった。
試行錯誤の末に生み出されたのが、『ポケットモンスター』という名称だ。1996年に『ポケットモンスター 赤・緑』として発売されると、口コミで爆発的なヒットを記録。後に多角的なメディア展開を統括する株式会社ポケモンが設立されるなど、一企画書から始まったプロジェクトは世界的なメガブランドへと成長を遂げた。