映画のヒットを測る指針として欠かせないのが、記録的な日本映画興行成績のデータだ。かつては興行収入30億円前後で大成功とされていた邦楽アニメ映画の常識を覆し、近年では100億円の大台を突破するのが当たり前という驚異的な怪物シリーズへと進化を遂げた。
しかし、ファンが求める「本当の面白さ」は単なる数字の大きさだけでは測れない。長年のファンが熱弁する神回ランキングで常に上位に君臨するのは、後半の怒涛の伏線回収と、主人公である江戸川コナンが土壇場でみせる鋭い推理・決死のアクションが見事に融合した作品群だ。緻密に計算されたクライマックスの爽快感こそが、リピーターを何度となく劇場へ脚を運ばせる最大の引き金になっている。