15人の運命を狂わせたロケ地の舞台となったのは、長崎県大村湾に浮かぶ無人島「田島(たしま)」(長崎県西海市)でした。現在はキャンプ場や冒険教育の拠点として整備されていますが、当時は電気・ガス・水道が一切通っていない完全な孤島でした。本土から船でわずか数十分の距離にありながら、外界との通信手段を奪われた少女たちにとっては、絶海の孤島と何ら変わりありませんでした。
オーディションによって集められた15人は、女優志望、モデル志望、ダンサー、あるいは単なる現状打破を求めて応募した一般人など、バックグラウンドも年齢もバラバラでした。彼女たちを待ち受けていたのは、リーダーシップの不在による不和と、日を追うごとに削られていく体力でした。
初期の15人(池田夏生、小野砂織、北村亜紀、木全恵美、久留島美春、小島美緒、小林絵理、斉藤有紀、坂本由香里、新城美幸、鈴木美穂、高木千佳、仲程仁美、中村真弓、山本美恵 ※順不同)のうち、島を覆う湿気、蚊やアブの襲来、そして何より食糧不足からくる慢性的な低血糖状態によって、精神の均衡を崩す者が続出しました。
「これ以上耐えられない」「なぜ私たちがこんな目に遭わなければならないのか」。叫びや涙とともに一人、また一人とリタイアを申し出、最終的に7名が脱落。残された8名だけが、ボロボロになりながらも手作りの船で水平線へと漕ぎ出し、生還という名のゴールに辿り着いたのです。