ピースというコンビの軌跡を振り返るとき、相方である又吉直樹との関係性は切り離せない。又吉の小説『火花』が歴史的大ヒットを記録し、Netflixを通じて世界中へ配信された際、綾部は相方の快挙を心から祝福していた。相方が得た圧倒的な賞賛に対して怯むことなく、自らの挑戦への強いエネルギーへと変えたのだった。
一人は日本で言葉を研ぎ澄ます文筆家として、もう一人はアメリカで未知のエンタメに挑む挑戦者として、歩む道は大きく隔てられた。それでもコンビ解消を選ばず、活動休止という形でピースの看板を守り続けている。結婚の報告も当然、相方にはいち早く伝えられた。互いの選択を尊重し合う二人には、距離を超えた不変の絆が存在している。