近年の湖畔花火大会において、大きな議論を呼んでいたのが有料観覧エリアを囲う「目隠しフェンス」の設置だ。チケットを購入していない観覧客の滞留を防ぎ、歩道の安全を確保するための措置だったが、これが地元住民や無料観覧派との間で大きな摩擦を生んだ。
「地元の海(湖)なのに、壁が作られて見えない」「フェンスのせいで余計に路地が混雑して危険だ」といった不満が噴出。本来、地域に愛されるべき風物詩が、住民と来場者、運営側を分断する要因になっていた。地域との調和を図りながら安全を担保する解決策が見出せないまま、開催中止という最悪の選択肢を選ばざるを得なくなった側面は否定できない。