2004年、ユネスコ世界遺産委員会によって登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」。その広大な登録資産の中でも、ここは極めて特異な位置を占めている。仏教、修験道、神道が複雑に絡み合う熊野三山信仰の成立よりさらに昔、人々が海と山にひれ伏した原点がここにあるからだ。
学術的にも日本屈指の古社と目される理由は、自然崇拝の純粋な形態が奇跡的に保持されている点にある。過度な開発を免れ、地域住民の手で守り継がれてきた景観。海岸線と岩山が織りなす地形そのものが、人類共通の至宝として国際的な評価を獲得している。
2004年、ユネスコ世界遺産委員会によって登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」。その広大な登録資産の中でも、ここは極めて特異な位置を占めている。仏教、修験道、神道が複雑に絡み合う熊野三山信仰の成立よりさらに昔、人々が海と山にひれ伏した原点がここにあるからだ。
学術的にも日本屈指の古社と目される理由は、自然崇拝の純粋な形態が奇跡的に保持されている点にある。過度な開発を免れ、地域住民の手で守り継がれてきた景観。海岸線と岩山が織りなす地形そのものが、人類共通の至宝として国際的な評価を獲得している。