高嶋忠夫さんは1930年7月27日、兵庫県武庫郡(現・西宮市)に生まれました。関西学院大学法学部在学中の1951年、新東宝の「第1期ニューフェイス」に合格したことを機に芸能界入りを果たします。すらりとした長身と端正な甘いマスク、そして抜群の歌唱力を武器に、瞬く間に映画界のトップスターへと上り詰めました。
1950年代から1960年代にかけては、新東宝や東宝の映画を中心に多数出演し、映画『キングコング対ゴジラ』(1962年)などの話題作で主演級の活躍を見せます。さらに、アメリカ仕込みの陽気なフィーリングを活かしてミュージカル舞台『マイ・フェア・レディ』などにも出演し、日本におけるエンターテインメントのパイオニアとして確固たる地位を築きました。
その後、テレビ時代の到来とともに司会者としての才能を大きく開花させます。特に1976年にスタートした音楽クイズ番組『クイズ・ドレミファドン!』(フジテレビ系)では、司会者として「イエーイ!」と両手を突き上げるハイテンションなポーズで一世を風靡。料理番組『ごちそうさま』(日本テレビ系)では妻の寿美花代さんと共演し、仲睦まじいおしどり夫婦の象徴としてお茶の間の絶大な支持を集めました。