私生活において大きな転機となったのが、1984年の結婚でした。お相手は、元ザ・タイガースのドラマーであり、後にファッションデザイナーや実業家としても名を馳せた大口広司(おおぐち ひろし)氏です。カルチャーシーンを牽引する美男美女カップルとして大きな話題を呼びました。
翌1985年には待望の長男が誕生し、順風満帆に見えた家庭生活でしたが、バブル崩壊とともに過酷な運命が押し寄せます。大口氏のアパレル事業が多額の負債を抱えて破綻。真行寺自身も連帯保証人として巨額の借金を背負うこととなり、サロン経営などの事業展開を試みるも苦境は続きました。
2005年には法的な清算のために離婚を選択しますが、二人の精神的な絆が途切れることはありませんでした。大口氏が末期がんに冒された際には献身的に寄り添い、2009年に彼が旅立つその瞬間まで看取り続けました。華やかな表舞台の裏で味わった辛苦と深い情愛こそが、彼女の人間性にさらなる深みを与えています。