こうした近代外交の暗部に光を当て、大きな話題を呼んでいるのが、ドキュメンタリー「対華21カ条要求の真実」である。番組では、日中双方に保存されていた未公開の日記や書簡、さらにはイギリス外務省の極秘文書を徹底分析。交渉の現場で繰り広げられた、官僚や外交官たちの知られざるドラマを浮き彫りにしている。
特に注目を集めているのは、加藤高明と大隈重信の意見対立、そして袁世凱が打った密室の外交カードに関する新事実だ。単なる「日本の侵略」や「中国の被害」という二項対立のフレームワークを越え、激動の時代を生きた人間たちの葛藤と見誤りが生々しく描かれている。