Q1:『鷺娘』に登場する主人公は人間なのですか?それとも鳥なのですか?
A1:白鷺の精霊が人間の娘に化身した存在です。人間の男性に恋をしてしまったことで人身を得て現世に現れますが、最終的には異類婚姻譚のような宿命的な悲劇を迎え、鳥としての本性を露わにしながら命を落とします。
Q2:「引き抜き」の場面では舞台裏に戻って着替えているのですか?
A2:いいえ、舞台裏には戻りません。舞台上で踊りを続けながら、黒衣(後見)が衣装を縫い止めている仕付け糸を引き抜くことで、一瞬にして別の着物へと変化させます。息の合ったチームワークと役者の身のこなしが要求される伝統的な早変わり技法です。
Q3:日本舞踊初心者でも楽しめますか?予備知識は必要ですか?
A3:予備知識が少なくても十分に楽しめます。「白無垢の鷺が娘になり、叶わぬ恋に狂って最後は雪の中で力尽きる」という大まかなストーリーと、衣装の引き抜きという仕掛けを知っておくだけで、視覚と聴覚の両面から圧倒的な美しさを体感できます。