かつて新体操の日本代表団体チーム「フェアリージャパン」の一員として、世界の頂点を目指し過酷なトレーニングを重ねていた日々。日本体操協会の強化選手として過ごした10代から20代前半の経験は、現在の彼女の骨格を形作っている。手具を自在に操る繊細な技術だけでなく、一瞬の躍動に賭ける集中力。フロアで見せる眩い笑顔の裏には、ミリ単位の誤差も許されない血の滲むような努力が存在していた。
引退後に見せたスムーズな躍進も、決して偶然の産物ではない。競技生活で養われた自己プロデュース力と、他者の意図を察知する鋭い感性が、セカンドキャリアでも大きな武器となっているのだ。