縦型バッグの真価は、計算し尽くされた内部レイアウトにある。スマートフォンのディスプレイサイズが大型化する中、従来のポケットでは出し入れの際に引っかかりが生じやすかった。最新モデルでは、背面に独立したマグネット式スリットポケットを配置し、歩行中でも片手で端末を出し入れできる設計が標準となりつつある。
失敗しないモデル選びの基準は極めてシンプルだ。第一に「重量」。ナイロン製なら300g前後、レザー製でも500g以下を目安にしたい。第二に「マチの深さ」。4cmから6cm程度の絶妙な厚みを選べば、薄型ウォレットやキーケースが重ならずに整列し、外観のスマートさを損なわない。内部で荷物が底に溜まってごちゃつく現象を防ぐため、多層構造のオーガナイザーポケットを備えているかどうかも重要な見極めポイントとなる。