人間の体内環境は極めて精密に保たれている。血液のpH値(水素イオン指数)は、通常7.35から7.45という極めて狭い弱アルカリ性の範囲内でホメオスタシス(恒常性)により厳格にコントロールされている。激しい運動による乳酸の蓄積や、ストレス過多、過度な加工食品の摂取は、細胞レベルでの代謝産物として酸性物質を増やし、体を酸化ストレスに晒す要因となる。
ノーベル生理学・医学賞を受賞した生化学者オットー・ワールブルクの研究をはじめ、細胞環境と酸素代謝の関係性は古くから科学界の重要テーマであり続けてきた。現代のヘルスケア・予防医学においても、体内の酸・塩基バランスをいかに良好な状態に維持し、細胞の働きを邪魔しない環境を整えるかが健康寿命を左右する鍵と位置づけられている。アルカリ性の水分を摂取することは、胃腸環境を刺激しつつ、スムーズな水分代謝を後押しする理にかなったアプローチなのだ。