水耕栽培の成否は、種をまく前の「品種選び」で半分以上が決まる。一般的な露地栽培用トマトを選んでしまうと、草丈が2メートルを超えて室内の天井に達し、管理不能に陥ってしまう。
室内ペットボトル栽培で圧倒的な支持を集めているのが、草丈が20〜30センチ程度で成長を止める「矮性(ドワーフ)品種」だ。株式会社サカタのタネが手掛ける「レジナ」などはその筆頭で、支柱立ての手間がほとんどかからず、窓辺の限られたスペースでもコンパクトにぎっしりと実をつける。一方で、食味と糖度にとことんこだわりたい層からは、カゴメ株式会社が展開する高糖度系ミニトマトの苗を水耕へ仕立て直す手法も高い関心を集めている。茎が伸びすぎない性質を持つ品種を選ぶことこそ、リビング栽培を成功させる最短ルートだ。