お年賀の品物には、慶事用ののし紙を掛けるのが正式な作法です。選ぶべき水引は、何度あっても喜ばしいお祝い事を表す「紅白の蝶結び(花結び)」です。結び切りはお祝いの重なりを拒む意味合いになるため、結婚関連以外の年始行事では使用しません。
表書きの上段中央には「御年賀」または「御年始」と書き、下段中央には贈り主(自分)の苗字、またはフルネームを筆やサインペンで濃くはっきりと記します。直接手渡す場合は外のし(包装紙の外側にのしを掛ける)にするのが一般的です。
手渡す際の挨拶言葉にも配慮が求められます。単に「これどうぞ」と渡すのではなく、新年の寿ぎを添えて次のように言葉を添えます。
「あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。心ばかりのものですが、皆様でお召し上がりください」
なお、お年賀は対面手渡しが基本ですが、遠方でどうしても伺えない事情がある際には配送を利用するケースもあります。その場合は、事前に「本当は伺うべきところ、遠方につき伺えず失礼いたします」といった旨の挨拶状を郵送するか、品物に丁寧なメッセージカードを同封するのが大人の礼儀です。連絡なしのいきなりの直送は避けなければなりません。