空港からイスタンブール中心部への移動は、鉄道と道路交通の2つの選択肢が確立されている。旅のスタイルと最終目的地に応じてこれらを使い分けるのが最も効率的だ。
速さと時間の正確さを最優先するなら、イスタンブール地下鉄M11号線一択となる。空港駅の近代的なプラットフォームから乗り込めば、市内北部の主要ビジネス街ガイレッテペ(Gayrettepe)まで約30分で直結。そこからM2号線へ乗り継ぐことで、観光拠点であるタクシム広場や旧市街方面へも渋滞知らずでアクセスできる。運賃は極めて安価で、空港駅で購入できる交通ICカード「イスタンブールカード(Istanbulkart)」をタッチするだけで改札を通過できる手軽さも魅力だ。
一方、大型スーツケースを複数抱えている旅行者や、乗り換えなしで旧市街スルタンアフメットや新市街へ直行したい場合は、Havaist (ハヴァイスト空港リムジンバス)が威力を発揮する。ターミナル地下のバス乗り場から市内各方面へ24時間運行しており、ゆったりとしたリクライニングシートと車内Wi-Fiを備える。唯一の懸念は朝夕のイスタンブール名物とも言える大渋滞だが、荷物をトランクに預けて座席でくつろげる安心感は何物にも代えがたい。